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「高校男児と高校教師が暗闇に叫び声をあげないでくださいよ。可愛くないぞー」
「お前が急に電気消すからだろ!」
「真鍋バーカ!ビビるだろバーカ!」
電気をつけると、こっちをみて固まっている松下たつのりと、ともやんに至ってはその場でしゃがみこむほどのビビりようで見ていて面白い。
「暗闇が弱点だなんて、乙女みたい」
「お前な、学校で暗闇なんていったら、ホラー映画の定番だろうが!オレはな、小さいころにみた学校の怪談って映画のせいで夜の学校大っ嫌いなんだよ!」
「あーあたしもそれ見たことあるよ!もさもさのケテケテが出てくるやつでしょ?」
「怖いから思い出さすなよ!そんでケテケテじゃなくてテケテケだろ!」
あれ?そうだっけか?うろ覚え!
「…はぁ、何でもいいからもう帰れよお前ら。」
「松下たつのりは帰らないのかい?」
「帰るよ。帰る前にフロアの見回りしてたってのにお前らがこんなことするから…」
「オレは何もしてないです」
「あたしだって電気消しただけですよ?ほら、帰るならもう帰りましょう?」
「…はいはい」