89×127

渚に真顔を披露し、あたしは真顔、渚は爆笑しながら約束の教室に到着すると、中には既に中川くんがいた。


その姿を目にした途端体温が上がるあたしの体はなんて正直なんだろう。


「中川くん、こんにちは」

「こんにちは、先輩!」

「うーわ、嬉しそう。二人して超嬉しそう」


ようやく笑いが収まったらしい渚がとっても冷めた声で言うもんだから、中川くんはびくっと肩を揺らす。


「渚、そんなことより、種明かしとやらを聞かせてもらえませんかねぇ」

「そうだね、それが本題だもんね」


じゃあと言って、適当に近くの椅子に座った渚に習ってあたしと中川くんも各々座る。

それを確認した後渚は真剣な顔で話し始めた。




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