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招待

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「えーっと、もう真鍋から聞いてると思うが、今日のホームルームではオレの結婚披露宴の招待状をかけてじゃんけん選抜を行いたいと思う。」



何もすることがなく幸せだった休みが明けた月曜日の朝。

担任松下たつのりからそんなお言葉をいただいた。



あーそう言えばそんなことも言ってたよなー…



「先生そんなこと一言も聞いてないんですけどー。」


「ひかりんそんなこと言ってたっけー？」


「渚聞いた？」


「聞いてない。」


「亀井が聞いてないなら誰も聞いてないだろ。」






「…そりゃああたし言ってないからね。」



「おい真鍋。」



あら、なんでそんな呆れたような顔でこっち見るのよ松下たつのり。


言ってないことが広まってないなんて当たり前のことじゃないの。

だって言ってないんだから。



「オレ、お前に頼んだよな？任せたよな？」


「任された記憶は確かにある。」


「じゃあなんで任務遂行してないんだよ。」


「だってほら、すっかり忘れてた。」



今言われてようやく思い出したんだもの。