89×127
「……いやぁー真鍋がそんな反応するとは思わなかっ、たよ、お兄、さ、ん…?え、ちょ、真鍋?何、泣いて…」
「泣いてねぇよバカ!あほ!ともやんなんて嫌いだ!!滅べナルシスト!」
「え、ナルシ?いや、真鍋?落ち着けって!」
「落ち着いてるわ!バカ!」
中川くんの姿がないことを認識したのち、ともやんにしてやられた悔しさと、こんなことで恐らく真っ赤に染まっているだろう自分をともやんに見られたという羞恥と、こんな効果は抜群なともやんの攻撃によって受けたダメージとで、キャパオーバーを起こしたあたしは、わけもわからず涙ほろリ。
そして爆発。
最終的にはその場にしゃがみ込み頭を抱え、外界を遮断することを試みた。