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あとから綺麗なお姉さんに話を聞いたら、お姉さんはお兄さんの恋人で、毎日写真を現像してくれていたのもお姉さんだったそうだ。



「優介ね、すごい可愛い友だちが出来たんだって喜んでたよ?写真見たら、嬉しそうにひかりちゃんとツーショット撮ってるんだもん。ちょっと妬いちゃった。」



綺麗に笑う人だなって思った。


お兄さんが死んで、悲しくない訳ないのに、あたしのために笑って話してくれてるんだ。



「あいつ、普段は撮るばっかりで撮られることなんてほとんどないんだ。カメラ触ると怒るしさ。なのに、ひかりちゃんには許しちゃうんだーって、笑ってた。すごく楽しそうに。」



お姉さんは、目に溜まる涙を必死にこらえてる様だった。



「ひかりちゃん、最後まで、あいつを笑顔にしてくれて、ありがとう。」



あの時のありがとうはそういうことだったのかとまた涙をこぼしてしまい、お姉さんと一緒に泣いた。




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