89×127

「なになに、本当に絶句って顔。」


「そりゃあアホだろうと思ってた友達が実は頭いいんですーなんて言ったら、裏切られたような気持にはなるだろうね。」


「え、ともやんあたしのことアホだと思ってたん？！失礼な人だわまったく。」


「まぁ、あんまりひかりのこと知らない人だったら、アホだと思っても仕方ないような言動はしてるからね。」


「そんなことないでしょうに。あたしは真っ当に生きておりますよお姉さん。」


「そういう言動のことを言ってんの私は。」



あー、なるほどね。
ものすごく理解した。

というかそれにしてもともやんは衝撃受けすぎのような気がする。



「津川君、確かに認めたくないっていうのはものすごくよくわかるけど、ひかりが賢いというのは事実。受け止めるしかないんだよ。」


「今ものすごく貶された気がするのはあたしだけかい？」


「ひかりだけだよ。」


「そうかいそれは残念だ。」