【続】君の声がききたい
奏だって…まだ就職決まってないんだし……


私の理想は、すぐには叶いそうもないな。


こんな妄想しなきゃよかった(汗) 

惨めなだけじゃん…




心の中で、何度もため息を吐いて、私はトイレから出た。


みんなの元へ戻ると、さっきの妄想がもっと夢物語のように感じた。





みんなの元へ戻ると、私だけ置いてけぼりになった感じをした。


私はなにも聞こえない中、ちびちびとビールを飲んだ。


楽しそうに話すハルと虹の会話を、

今は知りたくはなかった…




耳が聞こえくて良かった。


そう思ったのは、初めてだった…
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