【続】君の声がききたい
でも、なんだか心が温かい。



労働のあと、沙和からおつかいを頼まれて…

晩飯の想像をしながら帰る。


きっと帰ったら、

うまい飯と、冷たいビールを用意してくれてるんだ……



こんな幸せが続けばいい。

俺はそれでいい…






「・・・・」



携帯を眺めながら、俺はその場に立ち止まった。





そうだよな。

これでいいんだよ…



いや…

俺はこれがいいんだよ…





そう思った瞬間……

気がついたら俺は、走り出していた。
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