【続】君の声がききたい
向かっている場所はコンビニでも、自宅でもない…

俺は駅に向かっていた。



そして電車に乗り込んだ。


心に固い決意を決めて……








ーーー

ーー




ガチャ



「ただいま!」


数時間後

いつもの帰宅時間より、かなり遅い時間に帰宅した俺。





ーー『おかえりっ…どうしたの?どこまでケチャップ買いに行ってたの?』


沙和が心配そうに玄関まで走ってくる。




「ごめん…ケチャップ忘れた…」

ーー『え…』

「その代わり…これ」



俺は沙和に、小さい箱を差し出す。

沙和はかなり驚いた顔をして、その箱を見ている。




「開けてみて…」
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