【続】君の声がききたい
それにしても…

奏のご両親、良い人で良かった…



お父さんは、面白いし(笑)

お母さんは、すごく優しい…




私は、普通と違うから…

もしかしたら、反対されるかもとか…色々妄想しちゃった(汗)



なんか、ちょっと気疲れしちゃったな。

彼氏の実家に来るなんて、初めてだんもんな…



そんなことを考えながら、布団にごろんと寝転がる。

そして、左手の薬指に光る、奏からもらった婚約指輪を眺めた。



プロポーズされたあの日の次の日に、奏は本物の指輪をくれた。

私にとっては、あのおもちゃの指輪も“ホンモノ”なんだけど……


だって、

あの時、奏が私にプロポーズしてくれた気持ちは、本物なんだもんね…



ああ、幸せ…


私、本当に結婚するんだ…♡





大好きな人と、結婚できるなんて…

本当に幸せだよ。




< 130 / 209 >

この作品をシェア

pagetop