【続】君の声がききたい
お母さんは、なにやら驚いている様子。




「お父さん…いつも和食か蕎麦っていうじゃい?本当にイタリアンでいいの?」

「…ん。若い人は、その方がいいだろ」




お父さんはそう言って、私にウィンクした。

私はククっと笑い、お父さんに頭を下げる。




お父さん、優しいな。



「それもそうね♪じゃあ、イタリアンにしましょう」




と、いうことで…

お昼はイタリアンに決定!







ーーー

ーー




「お父さん!ピザ食べ過ぎよ!沙和さんたちの分、なくなっちゃうでしょ!」



イタリアンレストランに着き、昼食を食べ始めた私たち。


しばらくの間、お父さんとお母さんの漫才のようなやり取りが続いた。




面白いな、奏のご両親て。



「うるせえな(汗)親父には好きなだけ食わせればいーだろ。足りなきゃ追加しろよ」


奏が2人に割って入る。




「違うのよ!私が言ってるのは、食べるのが早すぎってことよ!あんたもだからね、奏!」

「〜〜〜(汗)」


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