【続】君の声がききたい
「ハハ。沙和ちゃん、もうすっかり奥さんだね!しっかりしてる♪」

「あと、沙和の姉ちゃんが、今日のパーティー来れない代わりに、旅行プレゼントしてくれたんだよ」

「マジで!?どこ??」

「ハワイ」

「いいなー♪俺も行きてー」

「なんでだよ(汗)」


修也と話しながら、俺もグラスにつがれた酒を飲む。






「まあ、新婚旅行ってことで…ちょうど良かった」

「だな!いつ行くの?」

「2週間後」

「ちょうど夏休みじゃん。いいなー、俺はその頃は、就活地獄だよ(汗)」

「ハハ、頑張れ。俺は旅行帰ってきたら、ゆっくり卒論でも始めるよ」

「…ったく、幸せ者。あーー俺も、虹と結婚しようかなー」


単純だな(笑)





「奏ー!沙和とのツーショットの写メ撮りたいから、並んでよ♪」




向こうから、隼人が俺を手招きする。

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