【続】君の声がききたい
「あいつ…どこのホテルに泊まってんだろうな」

ーー『さぁ…』


奏は本気で、嫌な顔をしている。



恵里香のこと、相当嫌いなんだな(汗)

ま、仕方ないけどさ…




「んだよ。そんなことなら、早く言えっての(汗)」

ーー『言えないよ〜(汗)』


せっかくの新婚旅行なのに、つぶされなくなかったし。

もう、潰されてるようなもんだけどねー(汗)




「ま。俺達が気にすることねえか。恵里香なんて…関係ねえじゃん」


奏は、腕についた花びらを取りながら言う。




関係ないけどさ……


また偶然に会ったら嫌だなぁ…

今は、多分向こうは気づいてないけど、もしかしたら、気づかれるかもだし…




「大丈夫。もし偶然会っても、俺がいるだろ?」




奏は私の心を見透かしているかのように、少し笑いながら言った。
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