【続】君の声がききたい
親父が紹介してくれた、あの大手企業にも無事に就職。

サラリーマンになった俺は、今のところなにも問題はなく仕事に専念出来ている。


まだ仕事が楽しいとか辛いとか…それすらもよくわからない(汗)

毎日毎日覚えることがたくさんあって、ついていくのがやっと。


とりあえず今は…

早く仕事に慣れることが目標かな(笑)





ーー『早く顔洗ってねースーツは、リビングにかけてあるよ』

「ありがとう、奥さん」


俺は沙和の手の甲に、キスをした。



沙和はクスクスと笑いながら、キッチンへ入っていく。





俺、こんなキャラじゃなかったのに(汗)


でも最近、沙和の前だったらこんなバカらしいことでもできるかも。



恥ずかしいとか…

そんなことあんまり考えないかな。



楽しかったら…それでいいや……みたいな。



なんか変わったかも、俺。
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