【続】君の声がききたい
ーー『びびび、びっくりした〜』

「ごめん…(汗)脅かすつもりはなかったんだけど・・」





奏を、上から下まで見る私。




ーー『今、帰ってきたの?』


奏はスーツ姿のままで、少しお酒の匂いがした。

時計を見ると、今は早朝の5時。




「ごめん。メールしたんだけど…」

ーー『・・・』


奏が朝帰りなんて…初めてだ。





「さ、沙和!?」


気が付くと、私の目からは涙がこぼれていた。




ーー『ヒドイっ!朝帰りするなんて、絶対怪しいっ!!』

「落ち着け、沙和(汗)!」
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