【続】君の声がききたい
頭がまだ興奮してる…

眠れるわけがない…



私は隣で私に背を向けて、横向きに寝ている奏の背中にくっついた。



「!」


すると奏は寝返りを打ち、私の方を向くと…私を抱きしめた。

そしてまた眠ってしまったみたいだ。



ちょっと寝ぼけてる…?

今日よっぽど疲れたんだね。


奏から少しだけ体を離し、暗闇の中ぼんやりと見える奏の顔を眺めた。
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