【続】君の声がききたい

不安の半分

奏 side


季節はゆっくりと、早く過ぎ去っていく。


この前咲いていた桜は一瞬で散り、

今は蒸し暑い日が続く季節になっていた。


そんな夏の近づいたある日。

俺は仲間たちと、行きつけのカフェで集まっていた。




「雨だね…」

「湿気すごいね」


窓の外を見つめる、隼人とハルちゃん。




「髪が広がる(汗)朝ちゃんとセットしたのに…」

「俺も癖っ毛だから、梅雨は髪の毛最悪」


髪を指で触る、修也と虹ちゃん。





ーー『・・・・』

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