【続】君の声がききたい
ーー『お風呂にする?それともご飯?』



それとも…アタシ?♥

とか、心の中で言ってみる(汗)





「風呂にするよ」


ネクタイをゆるめ、奏はバスルームに入って行った。




疲れてるんだな…


当たり前だよね。



奏の仕事カバンをしまい、バスルームを開ける。

もう奏は、お風呂に入ってる…


私は奏の脱いだスーツを手に取り、クローゼットへ…

そしてきれいにハンガーにかけて、キッチンで夕飯を準備。



奏のためになにかやることは、私にとってはとても嬉しいこと。


これを無くせと言われたら…

本当に私は死んでしまうかもしれない。


それくらい、

私には必要なことなんだ。








すると、奏がバスルームから出てくる。
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