一緒にいようね。
「ただいま・・・」
ゆうちゃんがそう言うと、優ママが出てきた。
「おかえり~!あら、梨絵ちゃんどうしたの?
優星!梨絵ちゃん泣かしちゃダメでしょ!!」
「泣かしてないよ、勝手に泣いたんだよ!」
私の目が赤いことに気づき、優ママがゆうちゃんを怒る。
ゆうちゃんが部屋に向かおうとすると、私の手を優ママが引っ張りリビングに連れてこうとした。
「離せよ!」
ゆうちゃんが言うと、
「泣かせたから梨絵ちゃんは渡さない!!」
はぁ~と溜息をついて、ゆうちゃんは一人で部屋に入っていった。