魔法少女と…だーれだ?
「はぁっ…はぁっ…あぁー!死ぬかと思ったよ」
「あんなに走ったの久しぶりだしね…♪」
少女を追ってきた「モノ」は焦点を定め襲いかかってきた。
ゆうに3mは越えているこの「モノ」。
人外であることだけは確かである。
「久々だもん…♪楽しませてくれるよね…?」
少女は嬉々とした顔で呟く。
『出でよ…。my general』
少女は首元のネックレスをなぞる。
ネックレスは光輝き…
眩しさに耐えきれず目をそらした「モノ」が再び少女を見ると、
……手に「いかにも」魔法使いと言わんばかりのステッキを持ち、衣装を着た少女が立っていた。