「すき」だらけ
リビングにはお母さんがご飯を用意してくれててとりあえずそれを食べようとしたんだけど先に降りたはずの辻宮がいない。
「お母さん」
「あ、未彩。洗い物したら送って行くわね」
「え?いいよ」
「隼人くんから頼まれてるの」
「辻宮から?」
「そう。いろいろあったから行きにくいだろうからってね」
「そうなんだ。辻宮は?」
「さあ?お母さんちょっと知らないな」
おじいのとこかな。
学校くらい行けるのにそんな心配してくれてちょっと嬉しい。
少しはあたしのこと考えてくれてるんだなあ。
でも昨日はあの子のこと『守る』とか言ってたからやっぱり家族みたいな感覚なんだろうな。
あーっそう考えたらやっぱりやだ。
独占欲なんだよね。
でも独占できない独占欲はどうしたらいいんだろう?
だってやっとこの胸の痛みは「好き」って気持ちだって気づいたばかりなのに。辻宮には好きな人がいるのに。
独占なんてできない。
「お母さん」
「あ、未彩。洗い物したら送って行くわね」
「え?いいよ」
「隼人くんから頼まれてるの」
「辻宮から?」
「そう。いろいろあったから行きにくいだろうからってね」
「そうなんだ。辻宮は?」
「さあ?お母さんちょっと知らないな」
おじいのとこかな。
学校くらい行けるのにそんな心配してくれてちょっと嬉しい。
少しはあたしのこと考えてくれてるんだなあ。
でも昨日はあの子のこと『守る』とか言ってたからやっぱり家族みたいな感覚なんだろうな。
あーっそう考えたらやっぱりやだ。
独占欲なんだよね。
でも独占できない独占欲はどうしたらいいんだろう?
だってやっとこの胸の痛みは「好き」って気持ちだって気づいたばかりなのに。辻宮には好きな人がいるのに。
独占なんてできない。