「すき」だらけ
「・・・アーッハハハ。なんだそれ。そんな告白初めて聞いた。お前ほんとおもしろすぎだろ」



辻宮またお腹抱えて笑ってる。

告白なのに。なんでこんな感じになってるの?


失敗した。部屋に戻ろう。


無言で立ち去ろうとしたら辻宮がまたあたしの手を掴んだ。そのまま座らされる。

「ごめん。ちょっと笑い過ぎた」

「・・・あたしも逆ギレみたいでごめん」

「いや・・・」

お互いの間に沈黙が走る。


ズバっと振られると思ってたからこの沈黙は予想外。
< 212 / 309 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop