「すき」だらけ
瞬きが止まらない。央の言ってることもイマイチよくわからない。最近あたしの中でわからないことだらけ。

「まあ。その通りだったからよかったけど」

「その通り?だってあたし辻宮に・・・」

「うるさい。そんなこと知らないよ。ただ僕が知ってるのは辻宮の本音。でも僕はそこまで教えない。ピアノ上手に弾けるようになったらまた誘って」

それだけ言うと央は音楽室を出て行ってしまった。
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