「すき」だらけ
自分で作ったおおきな壁を自分すら壊せないのに何期待してるんだろ。
それすらに気づけなかったあたしはきっと誰よりも誰よりも自分勝手だと思う。
「お前はさ、はっきり言って不器用なんだよ。だからほっとけない。多分寺元も高瀬もみんなお前のことが知りたかった。何とかしてやりたかったんだと思う。でもその役目を俺は誰にも渡したくなかった。俺がお前をお前自身が好きになるようにさせてみせるって」
「・・・あたしが自分のこと嫌いって分かってたの?」
「最初はわかんなかった。でも話してくうちにそうなんだろなと思った」
「・・・そうだよ。自分の本音を言って相手を傷つけたくないっていうことの裏側にどうせあたしなんてこんなんだから分かってくれるわけない。あたしなんて本当に受け止めてくれる人なんていないってずっと自分を卑下して勝手に諦めてた。でも期待だけはずっとしてた。本当に身勝手でしょ。こんな自分あたしは大嫌い」
それすらに気づけなかったあたしはきっと誰よりも誰よりも自分勝手だと思う。
「お前はさ、はっきり言って不器用なんだよ。だからほっとけない。多分寺元も高瀬もみんなお前のことが知りたかった。何とかしてやりたかったんだと思う。でもその役目を俺は誰にも渡したくなかった。俺がお前をお前自身が好きになるようにさせてみせるって」
「・・・あたしが自分のこと嫌いって分かってたの?」
「最初はわかんなかった。でも話してくうちにそうなんだろなと思った」
「・・・そうだよ。自分の本音を言って相手を傷つけたくないっていうことの裏側にどうせあたしなんてこんなんだから分かってくれるわけない。あたしなんて本当に受け止めてくれる人なんていないってずっと自分を卑下して勝手に諦めてた。でも期待だけはずっとしてた。本当に身勝手でしょ。こんな自分あたしは大嫌い」