True my self -本当の自分-
事務室に向かう途中でも、異様に視線が痛い。
…だか、私は気付かない振りをして、難なく事務室への道は乗り超えた。
---トントン。
「…失礼します…」
…誰も居ない。
私は颯爽とスリッパを持ち出して、無言で事務室を出た。
---教室までの道のりに、私はフッと笑みをこぼした。
そう、“私の机はどうなってるんだろうね”、なんて考えて。
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