True my self -本当の自分-

築何年なのかは知らないが、伝統だとか何とか言って古い所は古い所ほど直さなかったり。
幼稚園児のような遊びが大量に流行ることが多かったり。
…売店のおばちゃん…の筈がおじさんだったり。
まぁ3つ目は、悪い意味ではないが。
…学校は…、もうまるごと潰して建てなおしてもらいたいくらいだ。
そんなことを考えていると、どこからかガサッと音が聞こえた。
「あのぉ…」
「…はい?」
「…堀川…さん…?」
「…そうですけど。」
「隣いいですか?」
「どうぞ」
声の主は、植木さんだった。