True my self -本当の自分-
「二人にしたら脅すだろ?」
福栄も、人が変わったかのようにきつい口調になった。
「福栄さん?…二人の問題ですから……大丈夫です」
そう、言った筈なのに…コイツは嬉しそうだ。
「名前で呼んでくれたから行ってあげる♪」
…名前ごときで言うこと聞いてくれるのなら、最初から呼んでいれば良かったかも知れない。
…気付くと、福栄の背中はもう小さくなっていた。
あっ!
アイツに言おらと思っていたことを忘れてしてまっていたことに気付いた。
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