恋ナミダ【仮】
第一章

隣り同士



背後には壁、
目の前には数人の女。


今ここに逃げ道はない。


『いい加減消えろよ』


そう言いながらグループの中の一人の女が足に蹴りを入れた。


…痛っ。


その痛みと共に足が竦む。


またこのシチュエーション?
…いい加減飽きたし。


つーか、ホントやめてよ。
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