昔みたいに 抱きしめて?
HRも終わり、他のクラスの友達とも沢山話せた。
気づくと、朝は自分が作ったお菓子が沢山入っていたトートバッグの中身はいろんな友達から貰ったお菓子へと変わっていた。
翔を入れたよく一緒に遊ぶ男女グループのメンバーからは、
「今年も買った物を翔にあげたの?」
と聞かれる。
特に、男子からは。
「今年は作るけどまだ渡してない」
と私が返すと
「真依…。
ほんとにお前、翔には照れるよなぁ…。」
なんて呆れ顔で呟かれる始末。
今年は、仕方ない。
だって、家に持って行ったほうが楽だから…。
そうこうするうちに、翔が私のほうに来た。
「真依、今年の俺の分は!?」
まさかの、翔からのおねだり。
毎年朝一であげてたから、どうやら心配になったらしい。
「ごめんね?
まだ、翔の分は無いんだ。
だから、作ったら家まで届けに行くね。」
私は申し訳なさそうに、翔に謝った。
「えぇっ??」
なんて不満そうに呟いていた翔だったけど、
「じゃあ、楽しみに待ってるから。
来る時はメールしろよ。」
とだけ言って離れて行った。
不満そうに。
《頑張らなきゃな》
私はひそかにそう思った。
気づくと、朝は自分が作ったお菓子が沢山入っていたトートバッグの中身はいろんな友達から貰ったお菓子へと変わっていた。
翔を入れたよく一緒に遊ぶ男女グループのメンバーからは、
「今年も買った物を翔にあげたの?」
と聞かれる。
特に、男子からは。
「今年は作るけどまだ渡してない」
と私が返すと
「真依…。
ほんとにお前、翔には照れるよなぁ…。」
なんて呆れ顔で呟かれる始末。
今年は、仕方ない。
だって、家に持って行ったほうが楽だから…。
そうこうするうちに、翔が私のほうに来た。
「真依、今年の俺の分は!?」
まさかの、翔からのおねだり。
毎年朝一であげてたから、どうやら心配になったらしい。
「ごめんね?
まだ、翔の分は無いんだ。
だから、作ったら家まで届けに行くね。」
私は申し訳なさそうに、翔に謝った。
「えぇっ??」
なんて不満そうに呟いていた翔だったけど、
「じゃあ、楽しみに待ってるから。
来る時はメールしろよ。」
とだけ言って離れて行った。
不満そうに。
《頑張らなきゃな》
私はひそかにそう思った。