カゼヒキサン。
「ん~…。」

ごろ、とまた寝がえりを打つ瑞希。


どき、って…いちいちしてしまう。




先生、俺、無理かもしれない…。




………んなわけねぇだろバカー!俺ぇー!


なんてことを考えたんだ俺はぁぁぁぁぁぁー!!


うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!



はぁ、はぁ、はぁ


落ち着きたくて、瑞希のサラサラの髪をなでる。



「んぅ、かいとぉ……。」




瑞希が、少しうれしそーに呟いた。
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