カゼヒキサン。
<ミズキサイド>

「海斗ぉー。」

「何。」

「暇だねー。」


あれから、ほんの一時間くらいたったのかな。



とにかく

暇。




「お前、熱どうよ?」

「体温計貸して。」

「おう。」

海斗から体温計を渡される。



手が触れた。



ドキィィィィィィ


また心臓に

衝撃が走った。
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