妄想ガール×軟弱ボーイ
家までの道はとてつもなく長い。

門みたいなのがあって凄く大変…。

「いつも本当に凄い大きいと思うよ?」

あたしが尊敬のまなざしで見ると、

「そうでもないって~」

ってちゃかされた。
謙遜してるけど冗談抜きで大きい!!
たまに羨ましいなって思ったりもする。

「着いた~」

玄関まで着くともうヘトヘト。


「沙織!!こんなとこでダラッとしとかんで早く部屋にいきな」

お母さんが出てきて、沙織に気合をかけてた。

相変わらず凄い…

「あ、ごめんなぁ~。愛美チャンと美幸チャンだよね、ゆっくりしていってね」

優しくアタシたちに笑いかけると奥の間に入ってしまった。


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