女の子は充血している
ふつうのおっさん
あなたのその
無駄のないカラダの線が
いつか全て意味のない
お肉に包まれてしまっても
あなたのその綺麗な
茶色に透ける髪が
いつか綺麗さっぱり
抜け落ちてしまったとしても
どこから見てもふつうのおっさん
だけどこの人こそが
あたしの王子様なのよと
誰に聞かれなくても
思い続けている
そんなしあわせなばばあに
あたしはなりたい。