運命配達人
夜のネオンが輝く街。
会社の屋上で、
煙草をふかしながら1人物思いにふける
彼女の名前は"春菜"
今日は彼女の28回目の誕生日、、、
「あ~っもぅ、私なんて、、、」
春菜が言葉を吐き捨てた
その瞬間!
温かい風が春菜を包んだ
「きゃぁっっっ」
驚きながらもそっと眼を開くと
そこにいたのは
黒いタキシードの誰が見てもイケメンな青年、、、
「どっっどこからっ!!?」
彼はニヤッとして
『お誕生日おめでとう。春菜さん』
驚きを隠せない春菜は
声にもならない
『驚くのも無理はないよ。
僕は運命の配達人
"シオン"
君を運命の人に出会わせる為に来た
いわゆるキューピットだね』