キミのて【完】番外編更新開始
「…シン、ちゃん…」

彼女は、やっとの思いで彼の名前を呼ぶ

しかし彼は、冷酷な眼差しで彼女を見下していた

「…邪魔なんだけど…手…」

彼から拒否された手は、未だ宙を待っていて、彼女が未だに困惑しているのが見てとれる

大雨の中、若い男女2人に終わりの予兆が広がった


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