キミのて【完】番外編更新開始
目の前には、俺がこの手で傷つけてきた紅の姿があった

顔は殆ど怪我をして居なくて、絆創膏がいくつか貼られている程度

しかし、紅の着ている病院着の中からおびただしい数の医療器具が張り巡らされていた

紅は、自分では呼吸が出来ないのか、呼吸器を付けていた

「なん、だよ…これ……」

昨日見た紅ではない

俺が知らない紅だった…
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