0.8%の晴天
運命とは枝分かれしている 人間は選択肢を与えられる
右か左かYESかNOか上か下か生きるか死ぬか

選ぶのは自由だ
ただ先は知らされていないテストの記号問題のようなもの

君は間違った選択をした?
それともそれは正しい選択?

ねぇどう思う?

夜月…
君はどう思う?

%

「にゃぅ」

何もいないところで首をかしげる
そんな仕草をコイツはよくやるんだよなぁ

ざぁざぁと降る雨はどうしようもなくやるせなくって、やっぱり何処行こうって気にもならない、窓の外からキラキラと輝く太陽の光が恋しくもなってくる

「しっかし早起きしてもねぇー、なぁーにしろってーの?」

最近はまってるゲームもなけりゃぁ、外に行く気もない、パソコン付けたってパソコンを音楽プレイヤー代わりにしている俺に特に他に使いようがない

「二度寝ってのも太りそうだしなぁ…」

太るのはマジ勘弁、女の子にもてなくなっちゃうじゃないのよ…ただでさえモテないんだから、まぁ好きな子なんて今はいないけどね、今はね、今は
むー、極端に暇だ
あー、っと口をあけて横になっている俺のところに夜月ことチビ助が俺の上に乗って胸のあたりまでよじ登ってくる
目と目が合うと首をかしげて小さくにゃぁと鳴いた
クっと特に楽しい事があったわけじゃないんだけど笑っちまったのは、その表情が少しかわいかったからなのかもしれない

「んーだよぉー」

小さい身体をつかんで自分の隣に置く、そんで夜月のほうに寝返りをうって軽く抱くようなんじで自分のほうに寄せる
ふわふわな身体が少し俺よりもあったかかった、今は夏なんだけど梅雨で少し寒いからその温もりが凄く心地よかった

「まぁ退屈もたまにはいいか」

やってないレポートのことは後回しね
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