幼なじみじゃイヤなんだ。~誓いのキス~
「桜、ありがとな」


「ん?」


「桜が言ってくれた言葉、全部嬉しかった。『ありがとう』って言葉がすぐに出ないくらい、感動したよ」


「私も流瑠の言葉に感動したよ」


「そっか、良かった」


「……だから」


「ん?」


「もう一回誓いのキスしよ…っか?」






桜が震える声でそう言う。






「うん、じゃぁ、さっきしそびれた“キス”しよっか?」


「う、うん」






桜がコクンと頷いた。





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