いきなり告白をした君との話。



『花梨っ!!』

土崎くんがちょっと大きな声で私を呼び止める。

それに反応したのは、ギャラリーだった。
お昼ご飯の時から私達に注目していたので
みんなこっちを向いていた。

私は、ゆっくり振り返って土崎くんの元へ行く。

『.......なに?』

土崎くんは
何も言わずに私の手を掴むと、ずいずいと歩き出した。

『ちょっ、あのっ、』

< 30 / 63 >

この作品をシェア

pagetop