‡血印~vampire love~‡
そんなことを言って夏梛は私の腕をグイと引っ張って寮監のいる部屋へと歩いていった。
――――――…
―――――…
歩くこと更に5分……10分……
静「…ハァハァ…なんなの…この螺旋階段……。しかもなんでこんなにでかいのに寮の中にひとっつもエレベーターがついてないわけ?」
まぁ……ついてないほうが普通なんだけどね…。でもおかしいでしょ?どう見たってこの寮は20階建てなのにエレベーターがないのは。
夏「クスッ…エレベーターはちゃんとあるわよ。ほらここに。」