げんちゃん



ミーンミンミンミン




蝉が鳴く7月の午後の授業。

死ねと言ってるようなものだ。





国語の沢田の話だって暑さと眠気で入らない。



ぺらぺらと開く教科書は睡眠薬だ。



もう寝よう。



そう思った瞬間にあいつから投げられた手紙。



…死ね。



『おーいねーるなー。あっくんとこんびにいかない?みいこといきたい❤』


よーし、破ろう。
相手になどしたら負けだ。






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