怪盗舞月夜WINGただいま参上♪

だが、22時を回ってもWINGが現れなかった

「ちょっと、どういうことですか?!
何故WINGが現れないんですか?!」
館長は怒って五十嵐に詰め寄る
「貴方達は私を騙してるんですか?!」
詰め寄る館長に五十嵐は両手を前に出し、落ち着くようにｼﾞｪｽﾁｬｰした
「落ち着いてください
WINGは予告を破ることはありません
あいつらは必ず来ますっ」
「でも確かに遅いね
父さん30分経っても来ないと言うことはｷﾞﾘｷﾞﾘまで延ばす可能性があるね」
「ｷﾞﾘｷﾞﾘまで？
今までは一度も時間をずらしたことは無いぞ？」

「だからだよ
時間をずらすことによって、困惑をさせようって魂胆なのかもしれない」
「なんだって?!
それじゃあ、現れる時間が解らないなら打つ手はあるのか？悟」

「打つ手なら考えてるから待ってて…」
悟は真剣な顔で外を見上げる
(きっと捕まえてみせる)