怪盗舞月夜WINGただいま参上♪
樹の足を見ると、樹の小さな足は傷だらけだった。
救急隊員は崖下の章治に話しかける。
『お父さん、息子さんも怪我をしてるので連れて行きます。』
『お願いします。』
癒麻と樹を連れドクターヘリに乗り込んだ救急隊員は、呼吸器などのたくさんの機材を癒麻につける。
他の救急隊員は搬送先の病院への連絡を取っていた。
『おじちゃん…。』
『どうしたんだい?』
癒麻を抱えて登ってきた隊員に、樹は話しかける。
『癒麻ちゃん、大丈夫…?
おじちゃんやおばちゃんみたいに、いなくならない…?』
樹は泣きそうになるのを我慢していた。
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