怪盗舞月夜WINGただいま参上♪
「樹…、何かあったの?」
昼休みになり、癒麻と樹と悟の三人はいつものように屋上で昼食を取っていた。
「そういえば、ずっと様子が変だね。
朝はいつも通りだったのに。」
心配そうに、悟は樹を見る。
「…なんでもねぇよ。
それより仕事の話をするぞ。」
一瞬悟の顔を見て、樹はすぐに下を向く。
「癒麻ちゃん、何か心当たりある?」
悟は小声で癒麻に耳打ちをする。
「そういえば、教室に入ってすぐ、アユちゃんの話を聞いてから変だったわ…。」
癒麻は朝のことを思い出すように、顎に拳を当てた。
「アユちゃんって、よく癒麻ちゃんと話してる?」
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