怪盗舞月夜WINGただいま参上♪
「わ!?ごめんっ、癒麻ちゃん…っ!!」
悟は慌てて手を離す。
「~~…。」
自分の顔が火照ってきたのに気づいた悟は、癒麻から顔を反らす。
「悟くん…?」
急に顔を反らした悟を、癒麻は心配そうに見つめる。
「な…、なんでもないよ。」
癒麻の視線に気づいて、悟は癒麻に笑顔を返す。
「そう…?なら、いいんだけど…。」
「……。癒麻、車に乗れ。帰るぞ…。」
しばらく様子を見ていた樹は、癒麻を促す。
「あ…、はい…。」
癒麻は一度、悟を見て車に乗り込む。
癒麻に続いて樹も乗り込むが、車を閉める様子はなかった。
< 176 / 293 >

この作品をシェア

pagetop