怪盗舞月夜WINGただいま参上♪
「悟くん…?」
癒麻と樹はお互い顔を見合わせて悟の後をついて行く。
三人は校舎から離れた。
体育館裏の林に来ていた。
「ここなら話せるな…。」
悟は周りを確認する。
「それでなんの話だよ…?」
樹はじれったくなって話を切り出す。
「仕事の話だからね…。」
「んなもん、ここに来た時点で解ってんだよ。」
(まさか俺がいるとこで、癒麻に告白なわけ無いだろ?
でも昨日今日で、候補を知ったばかりだしな…。)
樹は不安を抱えながら、悟の次の言葉を待つ。
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