怪盗舞月夜WINGただいま参上♪
「おい、癒麻。」
急に後ろから話しかけられ、亜衣はビクッとなって癒麻の後ろに隠れる。
「あら?樹…。」
「……お前、飯そいつと食うのか?」
怯えて癒麻の後ろに隠れる亜衣を見ながら、樹は癒麻に聞く。
「ええ、ごめんなさい。今日は亜衣ちゃんとお昼にするわ。」
癒麻は申し訳なさそうに、樹と悟に断る。
「そっか…。たまには女の子同士の方が良いよね…。
樹…、俺達はどうする?二人でどっかで食べる?」
悟は自分の弁当を見せながら、樹に聞く。
「なんで俺がお前と二人で食わなきゃいけないんだよ?」
樹はそれだけ言うと、スタスタと教室を後にした。
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