怪盗舞月夜WINGただいま参上♪
「癒麻ちゃ…?」
後ろに下がる癒麻に不安そうに亜衣が見つめる。

ドンッ。
下がれるだけ下がった癒麻は、もう逃げ場を失っていた。
「さ…つき…さ……。」
逃げ場を失った癒麻の目の前に男が立つ。

「癒麻。お前は家にも帰らず何をしている…?」
「あ…。」
癒麻を冷たく見下す男の目に、癒麻は怯えを隠せず声を出せずにいた。
「ちょっと、あなた何をしているのですか?
校舎内は関係者以外立ち入り禁止ですよ!?」
男に気づいた先生が、近づいてきた。
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