怪盗舞月夜WINGただいま参上♪
「俺に刃向かうのは許さない。」
(…っ、癒麻ちゃん…っ!!)
癒麻を見つめる冷たい瞳に、亜衣は恐怖を感じた。
「お前は両親を亡くして、誰のおかげで生きてこれた?
俺に刃向かうのは絶対に許さない。」
癒麻に冷たい瞳を向けた男は、そのまま癒麻を引っ張って体育館を出て行った。
「ちょ…っ!!癒麻…っ!!」
クラスの女子が見つめる中で、癒麻は男に引っ張って連れていかれた。
(嫌な…予感がする…。癒麻ちゃんをこのままほっといたら…いけない気がする…。)
亜衣は震える手を握りしめた。
(でも私じゃ…何も出来ない…。
どうしたら良いの…?)
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