怪盗舞月夜WINGただいま参上♪
「……。」
皐は何も言わず、悟を冷たい瞳で見つめる。
「……っ!!」
癒麻は青ざめ、悟の体操着を掴む。
「女の子をこんなに怖がらせて…。」
悟は優しく癒麻を抱きしめた。
「…悟くん?」
いきなりのことで癒麻は目を丸くしていた。
「ようやく解った…。どうしてあんなに樹が心配してたのか…。
…ついてるから…、癒麻ちゃんには、樹も…俺もついてるから…。」
「…心配してくれてありがとう…、悟くん。」
癒麻は少し安心したのか、笑顔が戻ってきた。
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